2009年07月01日

Construction

RIMG1410.JPG
2号機を分解します。はずした順番に並べていきます。

RIMG1411.JPG
3号機の露出計です。電極は腐食していたので削り取ってボルトとナットで再生してあります。3号機のメーターは手を入れた後が見られず、オリジナルのままと思われます。

細い針がピンとしていて気持ちがいいです。

RIMG1412.JPG
こちらは2号機の折れた針です。オリジナルは下方から立ち上がった針が途中で手動絞りノブの方へ90度曲がるはずが、欠損しています。と言うよりも、針を作り直しているようです。針と言うより帯板のようですし。

絞りノブを写真でいうと上方へ引っ張り出すと、ノブの帽子のひさし状の部分と、90度曲がってひさしと平行になった針が接触して絞りを任意の位置へ動かすことができるようになっています。

1号機2号機ともこの部分がダメでした。
RIMG1420.JPG
問題の露出計分離。ここまでで分解終了。

RIMG1422.JPG
ベンジンで清掃します。ギア、シャッター関係は完調なので触りません。

さあ組み立てです。と、いきなり失敗。RIMG1423.JPG
距離表示針折ってしまいました。3号機のものを使います。

露出計の針は絶対に折らん。


気合を入れて露出計取り付け。とここで又大変なことが。

何と老眼になっているではないですか。手元の細かいところに焦点が合わない。

今まで気がつかなかった。

周りからは「そろそろ来るぞ」と、脅かされていたのですが・・・。
そういえばバイクに乗っててアレっと思うこともあった。

そうか、ついに来たか、水晶体の弾性がなくなったのだ。

椅子にもたれてしばし呆然。

・・・さて気合入れ直して。RIMG1426.JPG
露出計取り付け完了。90度針だけ気を付ければ大丈夫。

細くまっすぐな針を見て、「50年よくがんばってきたな」と思う。

RIMG1427.JPG
ベタベタモルトをはがします。ベンジンで湿らせた後、竹へらでこすり落とします。傷が付かなくていいです。

RIMG1428.JPG
各部のモルトを新品に貼りなおし。

RIMG1429.JPG
さあ一気に組み立てるぞ。

RIMG1431.JPG
あっという間に完成。3台とも部品の状態は確認してあったので、予定通り進んだって感じです。段取り七分ってヤツでしょうか。

RIMG1432.JPG

RIMG1433.JPG

RIMG1434.JPG

RIMG1435.JPG
完成写真4連発。ゼンマイ部のチェッカリングがお気に入り。

このBellのボディーもとても愛着があります。普通目にするBell仕様の黒いネームプレートが嫌いだったので、こいつを見つけたときはうれしかったです。

DIALの顔はこうでなくっちゃ。

テストフィルムで作動確認。全て完動。すばらしいサンコイチです。

RIMG1436.JPG
最後にレンズを掃除。ハクバのレンズペン。すばらしい逸品。これなくしてレンズの清掃は不可能。


さてレストアあっけなく終了。でもいちばん心配なのはここからです。果たしてきちんと写るのでしょうか。プリントを見るまで安心できない。

次の晴れは試写の旅へ出かけます。  さあて、どこに行こう。


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posted by イルマリ at 19:41 | Comment(0) | DIAL35 construction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

Construction 2

昨日完調と書きましたが、1つ気になることがあったのです。

シャッターを切る直前に露出計指針がぶれるのです。ノコギリカムが降りてきて、針に接触したときに動いてしまうようです。針押さえがあるはずですが。


露出検出の仕組みはこちら---
「シャッター速度優先AE [編集]
世界で初めて実用的なAEを搭載したカメラは1960年(昭和35年)に発売されたオリンパスの24×36mm(ライカ)判レンズシャッター式距離計連動カメラ「オートアイ」である。このカメラはセレン光電池を使用した受光部とシャッター速度リング、フィルム感度ダイヤルに連動した擦動可変抵抗によって露出計を駆動する。レリーズボタンを半押しすると露出計の針を針押さえと鋸刃状の段カムで挟み込んでメーターの針の位置を読み取る。さらにレリーズボタンを押し込むと絞りが絞り込まれていくが、このとき先述の段カムの位置によって制御される絞りストッパーが動き、適正露出になったところで絞込みにストップをかけ適正露出を得るという仕組みである。

この方式は全機械式連動でシャッター速度優先AEを可能にするほぼ唯一の方法であり、その後あらゆるカメラメーカーで長きに渡ってAEカメラ設計の常套手段となった。」---wikipediaより

画像を見直してみると、やっぱりスプリングが外れていました。

今朝4時に目が覚めてしまい、(老眼といい、すっかり老人か。)早速分解。

RIMG1439.JPG
やっぱり外れていました。赤丸がそうです。

RIMG1440.JPG
これが正解。

ノコギリカムとともに押し上げられていた針押さえは、シャッターを押していくとスプリングの力で押し下げられ、ノコギリカムが接触する前に針を押さえるわけです。

RIMG1441.JPG
針を抑えた状態。これで大丈夫でしょう。

ビスの締め過ぎに注意しつつ組み立て終了。

ホッと一息です。やっぱりこのデザインがいちばん好きです。ネームの配置がいい。RIMG1442.JPG

RIMG1443.JPG
ネームをアップで。

実は昨日までの画像は手持ちだったのです。微妙にぶれるなと思ってました。手ぶれ補正付いてないのです。やっぱり三脚使うと違います。横着はいけませんね。



天気はしばらくダメのようで。比較用に一緒に持ち出すカメラの選定をしましょうか。


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posted by イルマリ at 07:25 | Comment(0) | DIAL35 construction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月03日

分解組立て詳細

サンコイチには成功しましたが、残りの部品をどうするか?

まず分解組立ての詳細を残す。うまくいけばもう1台組み上げられるか。

妄想がめぐります。

とにかく分解組立て詳細を残すことにします。シャッター部分がわからないままですし、お世話になっているビュッカー先生やたかさき先生のように、どなたかのお役に立てればうれしい。

RIMG1445.JPG
まずゼンマイをはずします。リワインドボタンを押してぜんまいが巻かれていないのを確認してから。

力のかかるところですから、ゼンマイを止めるネジとゆるみ止めのネジの2本です。

RIMG1446.JPG
リワインドボタンをはずします。安全装置のスプリングがかかっていますので、ピンセットで丁寧にスプリングをはずします。

貼り皮をはがします。厚みのある丈夫なものです。

RIMG1447.JPG
レンズ周りです。傷つけないようにドライバーの取り扱い注意します。

シャッター速度リングは3本のビス。その下のダイヤルリング2枚はただ置いてあるだけです。

絞りノブも3本のビス。

シャッター部分のリングは指でも外れます。滑るときはゴムシートなどで、間違ってもペンチは止しましょう。

RIMG1448.JPG
裏蓋をはずします。ネジ4本。2本のプレートはナットの役目。組み立ての時ちょっと苦労します。私は瞬間接着剤で裏蓋のヒンジに点付けしました。

RIMG1449.JPG
上2本、下1本のネジをはずすと前面パネルがはずせます。

RIMG1451.JPG
ファインダー露出計ユニットをはずします。絞りノブ左下のネジをはずします。

距離指針はネジ一本で止まっていて、何処にもリンクしていないので必ずはずしましょう。針はすぐ折れます。

RIMG1450.JPG
パトローネ部分と電池室の下のネジをはずします。

RIMG1452.JPG   cdsとリード線を丁寧にはがし、ユニットをはずします。露出計メーターの針を折らないように、細心の注意が必要です。老眼はまずい、本当にまずいぞ。

RIMG1453.JPG
ここまでが第一段階です。ここまでは特に難しいところもないですが、この先が難関シャッターユニットです。

この固体は絞り羽に歪みが見えるのです。シャッターレリーズボタンを押しても、動くはずの絞りは動きません。

取り敢えずと言うか、お約束のベンジンを注してみます。

うれしいことにあっさり動き始めました。軽快です。しばらくシャカシャカしてみます。

RIMG1454.JPG
2時間ほど放置してみるとやっぱり固まってます。汚れがムラになってます。やっぱりばらしてベンジン浴か。

なんのあきらめるものか。でも今日はおしまい。ここから先は分解組み立てがその日のうちに出来なければなりません。


深追い厳禁。あっ、エバンゲリオンやってる。


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2009年07月04日

分解組立て詳細−シャッター

さて、いよいよシャッターです。以前デミで散々いじったところですが、記録を一切とっていなかったので、今回はデジカメの詳細メモを取ります。

RIMG1455.JPG

RIMG1456.JPG
まずスプリングをを2箇所はずします。ピンセットを使って慎重に。

RIMG1457.JPG
シャッター部分はフィルムカウンターの下、4隅のネジを緩めます。外すのは下2本のネジだけにします。上2本はスペーサーとアームが付いていますので外しません。

RIMG1459.JPG
裏側から4本ネジを外して、シャッター部分を外します。

RIMG1460.JPG
シャッター部分の下にあるリングはクランクで本体と繋がっています。抜かりなくメモします。

RIMG1461.JPG
3本のネジを外してシャッターと絞りを分離。この先ネジは極小となって行きます。サイズの合ったドライバが必要です。でもどのカメラにも共通で3本もあれば十分です。

RIMG1462.JPG
絞りを分解してベンジン浴です。絞り羽の切り欠きの位置を記録。

RIMG1463.JPG
ネジ2本で外れます。目がつらいです。

RIMG1464.JPG
絞り羽を観察しながら外していきます。良く見て解りそして忘れずです。

RIMG1465.JPG
ベンジン浴です。汚れていれば綿棒で優しく拭きます。

RIMG1467.JPG
デジカメメモを確認しながら組み立てです。こういう時デジカメのすごさが実感されます。「常に持ち歩いて撮ってこそカメラ」。そうデジカメによって完全実現されましたね。

プレートでフタをしますが、位置決めには針を使います。


シャッター羽も洗浄して組み立て・・・られません!

外すときも少々こじる様になったのですが。シャッター羽は置いてあるだけなので逆さに出来ないし、スプリングが3本飛び出てるので押し込まなければならないし。


今日はここまで。

きちんとメモもしたし。デミのときはどきどきしながらやりましたが、今回、ここまでは何処が難しいのかってくらいです。経験って大事です。

今日は素人写真機修理工房たかさき先生の「Canon Dial35のリペアマニュアル」を見てから寝ます。


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posted by イルマリ at 21:52 | Comment(0) | DIAL35 construction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月06日

分解組立て詳細−シャッター2

前回の分解でやっぱり順番が違っていました。レンズから外すのを忘れていました。RIMG1470.JPG
レンズを外してから、カニ目がないので、ダイソーのスクレイパーを使って分解しました。

RIMG1476.JPG
ギザギザリングのストッパーは180度回転させればリングが回りますので外す必要は有りません。と言うか、ストッパーが外れないので気がつきました。デミは外れました。小さすぎて見えませんでした。

今日眼科に行ってきましたが、老眼は、栄養、薬、トレーニングなどで改善されず、メガネを使うしか無いと、あっさり引導を渡されてしまいました。

RIMG1471.JPG
シャッターチャージレバーを外します。スプリングは抉らない様にそっと外します。

えー、一つおことわりを。部品の名前は私が勝手に付けた物です。
工程も私の勝手です。

ブログ投稿してると自然に整理してしまうのですが、実際は試行錯誤しながら、特に組み立ては、仮組みを何回も繰り返しています。これで良しと思っても、ダメなときも、また、ダメだと思っても私の勘違いで、後で正解だったと解ったなど、ブログにしていることの何倍も遠回りをしています。

凄すぎるのです。思考を現実のものとしたメーカーの人々が。

RIMG1472.JPG
問題となったスプリングです。3本飛び出しているのが見えるでしょうか。

この手のスプリングは怖い。どの方向からテンションを架けているか、それをどの部品に伝えているのか、分解してしまうとわからなくなるのです。

方向は2方向しかありませんが、テンションを架けて部品がどのように動くか観察します。

解ってしまえば簡単なのですが、動かなければダメ。隣り合っている部品に動きが伝われば正解。

コロンブスの卵です。1回解ってしまえば後は大体同じです。

組み立て終了の画像から3本のスプリングの位置を。RIMG1473.JPGRIMG1474.JPGRIMG1475.JPG
今になって思えば、それぞれ外してから組み立てた方が、苦労が少なかったかと思います。

でもこの苦労あってこそ、そう思うのであって、だから今、デミ系のシャッターは親しい友人のようで、いつでもおいでよと、古い友人のように思うのです。

RIMG1477.JPG
完成です。
絞り、シャッターともに快調です。

次からはサンコイチ1号機に不具合の出た、巻上げ系を確認します。


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posted by イルマリ at 19:53 | Comment(0) | DIAL35 construction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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