2009年07月25日

晴れの特異日にCanonetを分解す

DSCF0147.JPG
FinePix4700z

晴れの特異日です。家の裏からの景色。やっぱり晴れはいい。青空を見ればいつでも気分が晴れる。雨でもバイクで走る。雨来たりなば青空遠からじ。

こんな天気にカメラを分解する私は変態か。無題.JPG
私が手に取った最初のカメラ。引き出しに仕舞われて30年経った。今修理しなければ時機を逸すのは間違いない。思い立ったが吉日。

久しぶりに持ったが大きく重い。豊真将CCが小さく見える。XAを持つと笑ってしまうほど。でも当時は写るんですと同格だったなんて。カメラといえばこの手のものしかなかったのだ。父は何処へ行くにもこれをもって行って家族の写真を撮った。私は小学校の遠足で戦艦三笠を写した。

思い出はいっぱいだ。

ストロボもあった。扇子のように広げてパラボラアンテナのようにするやつ。私の玩具となってバラバラになった。今あるのはケースとフィルターとフード。

鏡胴がぐらぐらしている。巻き上げてシャッターボタンは押せるが、シャッターチャージが出来ない。ブライトフレームがファインダーの中で動き回っていて、距離計露出計の確認が出来ない。軍幹部左に当たりがある。

トップカバーを開ける。ネジ3本のみ。RIMG1635.JPG
ガラスが外れている。ゴム系接着剤で貼り付けて、距離計と露出計の確認をする。

完璧である。すごい。

メーターは気持ちよく動きまわる。曇っていたファインダーは新品のようになった。内部もとてもきれい。おそらく初めての分解だ。

良く売れたのも納得。とても造りがしっかりしている。Canon会心の製品だったわけだ。
RIMG1636.JPG
ここまで難しいところはない。セレンは配線でなく、接点方式。ユニットで作られている。当時の最先端の造りらしい。

RIMG1637.JPG
下がチャージレバー、スカスカである。右がリリースレバー。後玉にカビが見える。

シャッターまでバラバラにしようと思います。露出計が元気だったのがうれしくて、俄然やる気が出てきました。


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posted by イルマリ at 22:09 | Comment(2) | Canon Canonet | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月29日

鏡胴分解

一日中、風が強く吹いていました。町の山にはパラグライダーの離陸場が10ケ所あります。2年に1人の割合で落ちて死ぬんです。


歴史街道8月号買ってしまった。特に目新しいものはないだろうと思っていたら、執筆中の岩本氏の写真があって、それだけで買ってよかった。

私は飛べなかった。代償行為としてバイクで走り回った。カートは今でも追求してみたいが、乗用車には何も感じなくなってしまった。完全に足である。

ところがバイクは今でも新鮮だ。新しい発見が今でもある。若い頃より今の方が自由自在だ。


学ぼうと思えばどんな物からも学ぶべき物はある。

1冊目はボロボロになった。ジーンズの後ろ右ポケット。
合羽さえ持って走るのがいやだったから、いつも湿っていた。


RIMG1773.JPG
鏡胴をここまで分解しました。セルフタイマーユニットまで外しましたが、状態は非常に良く、絞りシャッター羽以外は分解の必要はないようです。

DIAL、Demiに比べ格段に複雑です。わずか2年差の製品ですが物作りの進化が見えます。

ここから先は難しくなります。予習をしてから臨みます。


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posted by イルマリ at 19:28 | Comment(0) | Canon Canonet | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月30日

絞りシャッター分解

DIAL35とわずか2年差だが、全てが「質実剛健且つ繊細」の印象があります。カメラといえば高級品で、これしかなかった時代。露出計付きレンジファインダーはやっぱりPENとは別格だったのでしょう。

2万円と言えば、給料1〜2ヶ月分だったでしょうか。

Canonetで撮った写真は実家にありますが、一枚手元にありました。Image0001.JPG
なんということか、はるか昔の写真である。テレビ、時計が昭和そのものです。

電話、風呂は無かった。冷蔵庫は鍵がかけられる様になっていた。

当時、写真はまずベタ焼きにしていたと思います。そしていいのを選んで大きくしてたのでしょう。実家には、大きな箱にベタ焼きやアルバムに貼られなかった名刺ぐらいの大きさのプリントがいっぱいです。全部白黒です。

携帯やデジカメで撮影結果をすぐ確認できる今と時間の単位が違います。

さてどっちが良いのでしょう。

答えは。さあ、どうでしょうね。


私は両方の時代を知っているってのが少しうれしい。


RIMG1784.JPG
まずシャッターを分離します。5枚羽+小羽5枚。DIALとの違いにビビる。

RIMG1785.JPG
絞りも5枚。

何処がどう連携して動いているのか弄っていたらスプリングが落ちてきた。何処に付くか解らない。最悪である。RIMG1786.JPG

羽は一晩ベンジン浴しておきます。怖かったのでメモをいっぱいしたので、明日までにスプリングの居場所を探します。


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posted by イルマリ at 17:17 | Comment(2) | Canon Canonet | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月31日

絞り羽シャッター羽組立て

RIMG1788.JPG
ここまで組み立てました。絞り、シャッター羽はDIALと比べ複雑でしたが、慎重にやるだけで、特に難しくはありませんでした。

デジカメメモはしつこく撮りました。ここまで要るかってくらい。前回脱落したバネもメモに写っていたので復旧できました。

デジカメのなかった時代、いったいどうやってたんだ。


レンズボードと本体を仮組みして、動きを確かめていると、問題が発覚しました。

赤丸と青丸の連携で、AUTO時の絞りを決定するようになっているようですが、青丸部分が絞りリングの変化に追従しないようです。

動かしながら原因を探さねばならないようです。やっぱりすんなりとは行きません。

その他不具合がないのが救いです。


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posted by イルマリ at 20:08 | Comment(2) | Canon Canonet | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月01日

もうちょっと

レンズボードをどうやって取り付けるか、あちこちいじってやっと解ってきました。

RIMG1792.JPG
レンズボードから出ているレバーはシャッタースピードとISO感度を角度で伝えます。画像が低速度高感度、右に傾くと高速度低感度です。

RIMG1791.JPG
ボディー側はシャフトで受けます。画像でシャフトの右側にレバーが位置するように組みます。組立て時には、RIMG1794.JPG
画像の部分を指で右方向に引っ張って組み立てました。

RIMG1795.JPG
シャッタースピード、ISO、露出値がこのレバーまで伝わり、

RIMG1793.JPG
設定した絞りの位置を示すこのシャフトを右方向に押す。設定絞りが適正かどうかはファインダー内に表示される。組立てではレンズ側のシャフトの左にレバーが位置する様にします。

これが正解かどうかは解らないが、仮組みでは良いようだ。他に手はないのでやるしかない。

レンズボードをネジ止めして作動確認してピントも確かめました。良さそうなので貼り革を貼り完成。

さてシャッターをと思ったら、ダメでした。甘くはない。
わずかに残った鏡胴のガタを左手方向に押し付けるとシャッターが切れます。ファインダー内表示も良くないようです。

どこが悪かったのか探さなくては。
試行錯誤は続くのだ。続けるか続けないかそれだけだ。
のんびり続けます。

まあしかしこんな仕組み良く考えたものです。物作りってすごい。思考は現実化する、まったくその通り。


Canonetの情報は少なく苦労したが、「Ohkin's>>キヤノン Canonet の分解と徹底リペア」が詳しく、参考にさせていただいた。まだ未完成であるが、Ohkinさんの情報がなければ私にはここまでレストアできなかった。この場を借りて感謝申し上げる。
ttp://ohkin.dyndns.org/item/82



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posted by イルマリ at 21:19 | Comment(0) | Canon Canonet | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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